四十九日


今日は、親父の四十九日だった。


四十九日の法要は、7日の日曜日にお寺さんで行ったが、

今日3月9日が実際の49日目だった。


四十九日とは、仏教の話であり

死後の49日(7×7)は閻魔大王から裁きを受けている最中で

あの世とこの世を行ったり来たりしていて、

この49日目にあの世で生まれ変わり成仏するということらしい。



ただ、私の宗派は、浄土真宗で

浄土真宗は、亡くなった方は、亡くなった瞬間から

阿弥陀様のお力ですぐに成仏して、極楽浄土にいく

という考え方。


なので、

親父は、死後すぐに仏様になり

極楽浄土で、私たちをいつも見守っていてくれる

ということ。



だから、浄土真宗におけるこの49日間は

他の宗派と意味合いが少し異なる。


この49日間は、故人ではなく、遺族の為にある


そう思うと、この49日間は

本当に親父のことを考えた日々だった。

同時に、残された母親の今と未来を考える日々だった。



49日間

親父との思い出を振り返ったり

あんなことしておけばとか

あんな言葉かけておけばとか

そういった後悔も頭に浮かんだりした。


7日ごと、毎週、実家の親父に線香をあげた。

今日で7回目だった。

毎週欠かさずに行った。

これは、親父の葬式で自分の中で決めたことだった。

約束を果たせて良かった。



今日、手を合わせながら思うことは

『ありがとうね』

『頑張るね』


だった。



この49日間で

さまざまな想いにふけながらも

悲しみ、後悔、寂しさ、無気力さ、葛藤

そんな負の感情も多かった。

母親はなおさらだと思う。



でも、そんな想いになりながらも

やっぱり、深まったのは

『感謝』

の気持ち。


だから、

その感謝をこれから返していくことだと思う。


それは、残された母親と自分自身に対してだ。


『感謝の気持ちは行動で』


残された家族と自分のために

残された命を

精一杯に使っていきたい。





写真は、母親のハンバーグ

昔懐かしい味がした。

美味かった。

四十九日に、懐かしい味を楽しめた。


いい日だ。



職場からの帰りに

花火が突然あがった。

思わず、パシャリ。



さぁ、今日を区切りに頑張ろと思う。


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